2010-09-14

中学同窓会でわかった「本当の凡人」の悲惨さ

まぁ、みんな聞いてくれ。お前らがどんな仕事をしているかわからんが、はてなを使いこなすようなディープネットユーザーはそれなりに充実した毎日を送っているだろう(と信じたい)。

俺も国立大卒業して(東大じゃねえぞ)、その業種内じゃそこそこ名の知れた企業に入ることはできた。毎日どうでもいいことで怒られるわ、地雷を避けるためだけに残業させられるわでほんと大変だよ。周りを見ても似たような感じで「ああ、俺って凡人だな」なんて平々凡々としてサラリーマン生活を送っている。

そんな時に中学同窓会の知らせが来た。中学の頃の友人なんてぜんぜん連絡を取っていない。手紙のやり取りすらしている人間もいない。けど、参加してみることにした。あの頃の奴らが今何やっているかが気になるし、愚痴の共有でもしてストレスを発散しようと思ったんだよ。それなりにワクワクしていた。会場につくまでは。

「誰とも連絡を取っていない」──思えばこれが視野を狭くしている原因だった。俺はそこで真実の「凡人」たちの姿を見せつけられることになる。

まず、驚いたのは俺は圧倒的少数派だったことだ。参加したヤツの半数以上は高卒専門学校卒みたいで中には中卒もいたようだ。「俺はお前のように頭が良くなかったから進学なんて考えなかったけど」なんてドラマみたいなセリフまで聞こえてきた。おいおい、受験勉強なんてどれくらい時間をかけるかだぞ──どうやら本当に進学なんて頭になかったらしい。

そんな奴らが今何やって稼いでいるかというと専らが肉体労働、もしくは工場勤務。そして、フリーターフリーターと言っても別に夢は追いかけていないし、資格勉強もしていない。「何しているの?」と聞くと「お笑い芸人になろうかなって思ってるんだけど……」と返答する。「じゃあライブオーディションとか参加しているんだ?」と聞いてみると「えっ? 素人が参加できるの?」だとか言う。どんだけ思いつきレベルで発言してんだ。ほかにも「音楽で飯が食いたい」なんて言いながら「メンバーは今募集」とか言って実質何もしていないヤツもいた。

DQNはたいてい土方になっていたが、フリーター連中よりははるかにマシだったな。特に結婚している奴は落ち着き具合がパねえ。口から出るのも「夢」とか「自己実現」とかいうくだらないものじゃなくてきちんと「家族をどう食わせるか」に根付いたちゃんとしたものだった。あれだけ暴れてたDQNがきちんと社会性を身につけていて、一見優等生ぽっかった奴が馬鹿馬鹿しいモラトリアム期間をいつまでも延長。なんなんだ、この逆転は。しかし、DQN連中もこの年齢でそこまで夢のない堅実さでいいのかとも思う。お前らに野望はないのか。

だが、俺が一番可哀想に思えたのは中途半端偏差値大学に行っちゃった奴だ。無理してホワイトカラーなっちゃうこういう奴らは本当に規模の小さいショボい仕事をやらされている。なのに規律だけはしっかりしているみたいで、あれもやっちゃダメ、これもやっちゃダメネガティブチェックの連続自分でできることなんて何一つないらしいぞ! しかも、ちょっと上を見れば同じ業種で派手に自由にやってる奴らがいくらでもいるからな。フリーターみたいにいつまでも逃げられるわけじゃないし、DQNのように夢を持たずに堅実になれるわけでもない。毎日怒られながらショボい自分を自覚するしかなくて、ほんとに可哀想だったよ。ああはなりたくねえな。

いやあ、有益な時間だった。かつての同級生と触れ合えることでいかに自分が恵まれているかがわかったよ。まず、まともなサラリーマンになれるのなんてホント一握りなんだな。ほとんどがホワイトカラーになれたとしてもショボい仕事を怒られながらやることになる。

そして、大学の友人たちもみんな恵まれている。たまに集まって飲むけどみんなそれなりの企業就職している。しかも、それが多種多様なこと。

これ読んでる受験生がいたらマジで上の大学狙ったほうがいいぞ! 変に低いとこで甘んじたらショボい企業に入るショボい連中と一生付き合うことになる。しかも付き合ってたって何も得るものがないぞ! フリーター連中と集まって何か話したって仕事に活かせるような言葉は出てこないだろ?

ある程度ランクが上の大学に入って卒業したら、久しぶりに会って飲むだけで異業種交流会だ。しかも、みんな一流の現場で張り合っているすごい奴らだ。そこから得られる知見は価値のつけられない財産となる。ほんと、友人の一言で広がっていった企画って多いからな。

俺って「貴族」だってことがよくわかったわ。本当の凡人は本当に時間だけ搾取されて生活に何にも残らないんだろうな。そして、そういう奴らが楽しく仕事できてる奴らを「社畜」だと批判する。……ほんと、馬鹿馬鹿しいぜ。

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