こんにちは。アメママです。
アメリカで出産すると、多くの人が病院から車で赤ちゃんを連れて帰ることになると思います。そのときに必ず必要なのが、チャイルドシート(カーシート)です。
今回は、私が出産したミシガン大学付属病院から直接教わった、アメリカでのチャイルドシート&ベビーカーを選ぶときのポイントと具体的な銘柄について、またそれを実際に4か月間使ってみた感想をお伝え出来ればと思います。
0.アメリカでのチャイルドシート・ベビーカー関連の言葉の整理
まずは日本とアメリカでの呼び方の違いがあって検索が難しかったり、病院の人に話が伝わりづらかったものについて、いったん整理しておきます。
・日本でいう「チャイルドシート」→ アメリカでは car seat(カーシート)
・日本でいう「ベビーカー」→ アメリカでは stroller(ストローラー)
・下の写真のように、カーシートの土台+赤ちゃんを乗せるバスケット部分+ベビーカーのフレームの3点をセットで購入するタイプ → travel system(トラベルシステム)


ちなみに、トラベルシステムの使い方は下の通りです。
・車での移動中:赤ちゃんを乗せたバスケットをカーシートの土台に固定
・徒歩での移動中:赤ちゃんを乗せたバスケットをカーシートの土台から取り外し、ベビーカーのフレームに乗せて使う
1.ミシガン大学付属病院で教わった「絶対に外したくないポイント」
私が出産したミシガン大学付属病院には、カーシート選びや取り付け方についてとても丁寧に教えてくれる専門のスタッフがいました。実際のカーシートを見せながら、ベルトの通し方や角度の調整まで、かなり時間をかけて説明してくれました。
そこで一番最初にカーシート選びで大切だと強調されたのが、次の2点です。
・新生児から使えること(“infant” や “from birth” などと明記されている)
・体重 4ポンド(約1.8kg)の赤ちゃんから使えること
早産や小さめに生まれる可能性もあるため、「4lb から対応」と書かれているインファントカーシートを選んでおくと安心だと説明されました。
あわせて、次のような点もチェックするようにと言われました。
・新生児用インサート(頭や体を支えるクッション)が付属しているか
・ベース(土台)の角度を調整できるか、水平を見るゲージが付いているか
・ベースの固定方法が分かりやすいか(LATCH/シートベルト)
ミシガン大学付属病院のスタッフは、
「カーシートは、半分以上の人が何かしら間違った取り付け方をしていて、安全性に問題が出ていることが多いのよ」
と教えてくれました。実際、アメリカの政府機関や調査でも、「ほぼ半数のチャイルドシートが誤った方法で使われている」「地域によっては 70% 以上が誤使用」というデータが出ています。
ですので、自己流で「なんとなく付いていればいいや」と思わず、
・必ず 説明書を最後まで読むこと
・メーカー公式の 取り付け動画を見て確認すること
・不安があれば、病院で専門家に見てもらうこと
このあたりは、本当に大事だと思います。
2.いつ買う?取り付けはいつまでに終わらせる?
病院からは、
「出産予定日の2か月くらい前までには購入して、実際に車に取り付けておくこと」
をおすすめされました。
理由としては、
・予定日より1か月早く生まれることも普通にある
・出産直前は何かとバタバタして、落ち着いて選べない
・取り付け方を確認するのに、意外と時間が必要
といったことが挙げられていました。
専門スタッフの助けを借りながらやってみた私としても、説明書を読んだり動画を見ながら取り付けるだけでもかなり体力と気力が必要でしたので、そういったサポートがない人は特に早めの購入をお勧めします。
3.ミシガン大学付属病院おすすめのメーカー・シリーズ
病院の専門スタッフから具体的なおすすめの銘柄として名前が挙がったのが、Chicco(キッコ) の KeyFit 30 / 35 シリーズ と、Graco(グレイコ)の SnugRide SnugFit 35 シリーズでした。
①Chicco の KeyFit 30 / 35
おおよそ 4〜30ポンド(約1.8〜13.6kg) までの乳児向けカーシートで、特に小さく生まれた赤ちゃんをしっかり支えられるように、新生児用インサートが付属しているのが特徴です。このインサートは、首すわり前でも安心して使えるように設計されています。さらに、土台には角度を細かく調整して水平に設置できるような機能が付いていて、「正しい角度で設置できているか」を視覚的に確認しやすいよう工夫されています。


②Graco の SnugRide SnugFit 35
4〜35ポンド(約1.8〜15.9kg)/身長 32インチ(約81cm)まで の後ろ向き専用カーシートです。ベースは複数段階でリクライニング調整ができ、こちらも水平になっているか簡単に確認できるようになっています。モデルによっては、静かに日よけを動かせる Silent Shade™ のような機能や、短時間でしっかり固定できるワンタッチ式の LATCH システムなどが備わっており、「取り付けや日々の調整がしやすいこと」に力を入れている印象です。


SnugRide SnugFit 35
どちらが絶対に正解、というわけではありませんが、病院側としては4ポンドから使えること・新生児対応であることという条件を満たしたうえで、安心して勧められるラインナップとして Chicco と Graco の名前を挙げていました。
親の立場からしても、「ミシガン大学付属病院で具体的に推されている」という事実があることで、「最低限の安全基準はクリアしているだろう」と信頼して候補として考えることができました。
4.「いつまでアメリカにいるか」から逆算して選ぶ
私の場合は、子どもが2歳になる前くらいに日本へ帰国する予定でしたので、できるだけ産んでから帰国ぎりぎりまで使い続けられるかどうかを購入前に確認しました。
日本へ帰るタイミングや、日本に帰っても使い続けるかどうかの判断はご家庭それぞれだと思いますが、私は帰国ぎりぎりまで使ってアメリカで処分してから帰国する、という方針の下で選ぶことにしました。
5.実際に購入したカーシート・ベビーカーフレーム
我が家では初産なのもあり何がいいのか全く分からなかったので病院おすすめの2つのどちらかにしようと決めました。Amazonで見てみて、たまたまその時にちょっとお安くなっていたGracoの方を購入しました。
また、車社会のアメリカではなんとなくトラベルシステムがよいかな?と思い、Gracoのベビーカーのフレームも一緒に購入しました。結果、これが大正解!とても良かった点がありますので次の章にまとめておきます。
ちなみに高額商品なので、Amazonから受け取り用のパスコードが発行され、対面+パスコード確認の受け取りだったのでとても安心できました。(我が家では何度か荷物の盗難にあっています…)


カーシートの土台+バスケット部分:SnugRide SnugFit 35
ベビーカーフレーム:Graco SnugRider Elite Car Seat Carrier
6.トラベルシステムを選んで、心から良かった理由① 温度差対策
私がトラベルシステムを選んで「これは良かった」と一番強く感じているのが、赤ちゃんが感じる温度差を減らせたことです。
一般的なカーシートは車に付けっぱなしになるので、真夏の日中はシート本体も金具も驚くほど熱くなりますし、真冬はシート自体がキンキンに冷えてしまいます。
一方、トラベルシステムの場合は車の外であろうと中であろうと、赤ちゃんは基本的に、バスケットに乗ったままです。このバスケットは、家の中やホテルの部屋、飲食店などにそのまま持ち込めるので、その 室内温度に近い状態のバスケットを、ベースにカチッと戻すだけであり、赤ちゃんが熱い・冷たい思いをしなくて済むというのがとても安心でした!!
私はミシガン州に住んでいるのですが、夏は 30度を超える日もあり、冬はマイナス15〜20度になる日も珍しくありません。こういった極端な気候の中でも、「いつも室内に置いてある温度のバスケット」に赤ちゃんを乗せておけるというのは、本当にありがたいと感じました。
住んでいる地域によって気候は違うと思いますが、「どこかの季節だけ極端に暑い・極端に寒い」というのは、アメリカではよくあることなので、この温度差対策のメリットはかなり大きいと思います。
7.トラベルシステムを選んで良かった理由② 外食やお出かけ先での「居場所づくり」
もう一つ、トラベルシステムで便利だと感じているのが、飲食店や外出先での動きやすさです。
街の中を見ていると、赤ちゃんを乗せたバスケットだけを飲食店に持ち込んでいるご家族をよく見かけます。まだお座りができない月齢だと、ベビーチェアは使えませんが、ベビーカーごと入るには通路が狭かったりベビーカーフレームを車から降ろすのが面倒な時に、バスケット単体で赤ちゃんを運べるのはとっても便利です。
バスケット単体で運ぶと、首すわり前でも安全に運べますし、ソファ席の上や、テーブル横のスペースにバスケットを置かせてもらうと赤ちゃんの居場所を確保できます。赤ちゃん自身も乗りなれたバスケットのまま移動なので、ストレスを感じにくいように思います。

8.次に選ぶなら、ここは見ておきたいポイント
現在使っているgracoのシリーズには特に大きな不満はありませんが、使っていくうちに、「ここはもっとよく見ておけばよかった」と感じた部分もありますのでシェアします。gracoのシリーズにもたくさん種類があるので、ぜひご自身にあったものを選んでみてください。
①赤ちゃんを乗せるバスケットの位置と荷物置きスペース
今使っているベビーカーのフレームだとバスケットをはめる位置がやや低く、ベビーカーを押しながら赤ちゃんをあやしづらく感じることがあります。また、バスケットの位置が低めなので、下の荷物置きの高さと容量も少し小さかったなと思います。
アメリカは「まとめ買い文化」で、牛乳1ガロンや大容量の肉、トイレットペーパーの大きなパックなど、とにかく一つ一つが大きいです。赤ちゃんと二人だけで買い物に行く場面も多いので、荷物置きの容量が大きい方が楽と感じています。
一方で、赤ちゃんの高さが高すぎるとバランスを崩しやすくて危険だったり、アメリカのガタガタ道の影響を強く受けやすく赤ちゃんが揺れてしまうので、一長一短かと思います。
② ドリンクホルダーの深さ
私のストローラーには、持ち手のところにドリンクホルダーが2つ付いていますが、実際に使ってみると、ホルダーが浅めで地面がガタガタしているところでは倒れそうで怖く、飲み口が少しでも開いているものは、ほぼ確実にこぼれてしまいます…。
そのため、移動中に飲み物は置かないように徹底していて、移動するときは飲み物は自分の手で持ち、もう片方の手でストローラーを押しています。図書館など「座って過ごす場所」で一時的に置くときだけ、ドリンクホルダーを使っています。
次に選ぶとしたらドリンクホルダーの深さを確認したいと思いますが、私はあまりカップタイプの飲み物を持ち歩かない(車の運転席に置きっぱなしにするか、水筒を持ちあることが多い)ので、これも大きな不満にはなっていません。
③ スマホを置く場所
私自身、ポケットのない服を着ることが多く、「スマホを少しだけ置いておきたい」という場面がよくありますが、今のストローラーにはスマホを置けるようなポケットやトレーはなく、少し不便に感じることもあります。
実は日本でベビーカー用の後付けのスマホホルダーを買って持ってきたのですが、持ち手に付けていると折りたたんで車に積むときに非常に邪魔で外してしまいました。ベビーカー+公共交通機関での移動が基本の日本に対して、このあたりは車社会のアメリカならではかと思います。
ただこれも、一時的なら赤ちゃんに「ごめんね、ちょっと持っててくれる?」と声をかけて赤ちゃんの足元に置かせてもらっているので、なんとかなっています。笑
9.まとめ
ミシガン大学付属病院で教わった
・新生児から使えること
・4ポンド(約1.8kg)から対応していること
は、アメリカでカーシートを選ぶうえで、とても分かりやすい基準でした。
また、トラベルシステムを採用したことで、
・極端な暑さ・寒さの中でも、赤ちゃんが感じる温度差を減らせたこと
・バスケットごと運ぶことでまだお座りができない時期の外出がかなり楽になったこと
という2点は、日常生活の中で特に「選んでよかった」と感じている部分です。
一方で、使っていく中で見えてきた
・バスケットの位置(高さ)と荷物置きの容量
・ドリンクホルダーの深さ
・スマホの置き場所
といった細かいポイントも、「次に選ぶならここを見る」と思うポイントになりました。
アメリカで初めての出産・育児をされる方にとって、ミシガン大学付属病院で教わった内容と、実際の使用感が、チャイルドシート&ベビーカー選びの参考になればうれしいです。







































































