若い時期というのは、
「昨日まで出来なかったことが、今日できるようになる」
そんな積み重ねの連続でした。
生まれてからずっと、
出来ることがどんどん増え、
成長を感じ続ける。
階段を一段ずつ上がっていくような感覚で、
未来に向かって伸びていくことが
ある意味当たり前でした。
けれど、ある程度の年齢になると、
そのベクトルが少しずつ変わっていきます。
「今まで出来ていたことが
出来なくなっていく」
この現実を、どこかのタイミングで
受け入れていかなければならない。
上の存在から、ふとそんなメッセージを受け取ったとき、胸の奥がハッとするような感覚がありました。
私は今35歳で、まだまだ若いし、まだまだ成長できるし、これから新しくできることもたくさん増えていくと思っています。
実際、日々の暮らしの中にも、伸びていく自分を感じる瞬間もたくさんあります。
でも、その一方で、
逆方向のベクトルも
たしかに存在する
ということ。
「減っていくこと」
「手放していくこと」
「出来なくなっていくこと」
「かつての自分には戻れないという事実」
これらも人生の一部なんだよ、
と静かに伝えられたような気がしました。
沖縄も少しずつ涼しくなり、季節の移り変わりがセンチメンタルな気分を誘うせいか、そんなメッセージがふわっと心に入ってきたのかもしれません。
出来ていたことが出来なくなるのは、
寂しくて、切なくて、
ときには悲しさを伴うこともあります。
だけど、そこにしがみつきすぎると、
「過去の栄光だけを語る人」
みたいになってしまう。
人はいつか必ず老いて、
いつか必ず死ぬ。
そういう自然の流れを知っておくことは、
今の「生」をより豊かに感じるための
大切な準備でもあるのかもしれないね。
「ちょっとまだ早すぎない?」
と思ったのですが、それも驕りなのだと。
(ビシッとやられましたw)
でもたしかに私はもう子どもの頃ように
100%天真爛漫というわけでもなく、
社会の責任も、守るべきものも増えてきました。
それでも、
「出来ることが増える喜び」と
「出来なくなることを受け入れる覚悟」
その両方を抱えて生きていくことが、いつか還っていく時のいいお土産になるのだと思います。
では!!!

