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生成AIの浸透とともに、現場に導入された“AIツール”。しかし、その力を引き出し、業務効率化やビジネスの価値につなげるには、ただ導入するだけでは不十分です。「AIエージェント」の活用や「GEO(Generative Engine Optimization)」の考え方を取り入れたマーケティングなど、昨今トレンド化している技術を使いこなすためには、部署やプロジェクト単位でも、AIを成果につなげるまでの道筋を描く必要があるでしょう。そこで本特集では、今あるAIを真の価値へと変えるための具体的な方策を、キーパーソンへの取材を通じて探ります。
経理領域におけるAIエージェント企業への転換を掲げるTOKIUM。同社は全社員を対象に、AI活用事例コンテスト「Fortune 500」を実施した。総額500万円というインセンティブが設けられた同コンテンストで目指したのは、全社員の“AI人材化”だ。
ソフトバンクが全社で推進する「AIエージェント」活用は、国内企業のAXの最先端を走っている。SoftBank World 2025で語られた孫正義氏の「グループ全体で10億個のAIエージェントを作る」というメッセージのもと、ソフトバンクは全社員が100個のAIエージェントを作る「AIエージェント祭」を実施し、約2か月半で250万個のAIエージェント作成を達成した。AIエージェントを組織に根付かせ、活用を最大化するための具体的な戦略、乗り越えるべき課題、そして現場リーダーが持つべき視点をどう見ているのか。同社のAX推進の一翼を担う西原万純氏に聞いた。
ライフネット生命保険が、マーケティング強化によって新たな成長曲線を描こうとしている。そこに欠かせないのがAIだ。社内全体では既にAI活用率90%強を達成しているというが、マーケティング領域はどう変わったのか。保険業界ならではの難しさと取り組みで見えたAI時代の差別化要素を聞いた。
今や仕事の良き相棒となった生成AI。しかし、アウトプットが「求めていたものと違う」というのはよくある話だ。その背景には、“宝の山”ともいえる社内データを有効活用できていない状況がある。味の素AGFのファンマーケティング推進部は、この課題を打破する挑戦を続けている。専門家の人格を持つAIエージェントの導入により、新たな価値創出に乗り出した。
地方中小企業にもAXの波が押し寄せている。中には、ITの専門組織が存在しないケースもあるだろう。それでも1年で社員がAIツールを開発できるまでにAXが進んでいるのが、奈良に拠点を置くアイニコグループだ。AI推進プロジェクトを率いた中村結衣氏は「データ整備の必要はほぼなかった」と語る──。