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『ルヴァンの天然酵母パン』 甲田幹夫 柴田書店
何やらこだわりの強そうな、一癖ありそうなパン屋のおじさんが書いた本。そういう私も、日本の普通のパン屋で売っているような添加物満載のパンが気に入らず、このような本を手に取っているのだから、同類かもしれな…
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『ドビッシャー男』 エレファントカシマシ
「ドビッシャー男」は、造語らしい。意味はわからないが、「珍奇男」や「花男」、「待つ男」などの「男」の系譜に属する。エレファントカシマシが意識的に売れる路線に転向して、実際に売れたアルバム『ココロに花を…
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『住まいの建築史――近代日本編』 内田青蔵+大和ハウス工業総合技術研究所 文、小野吉彦 写真 創元社
本書は、大和ハウス工業がスポンサーになって週刊新潮に連載された記事を一冊の本にまとめたものである。著者の内田青蔵は近代日本建築史を専門とする研究者であるが、週刊誌向けの記事だけあって、一般の読者にも読…
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『見せかけのラブソング』 indigo la End
本当はもうそんなに好きじゃなくなったら、どうするか?indigo la End の『見せかけのラブソング』は、確かに別れを切り出される側の視点から書かれている歌詞なのだが、飛び立とうとする側の気持ちが…
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『クイーン・オブ・ザ・サウス』
今回取り上げるのは、2016年〜2021年に米USAネットワークで放映され、世界中で人気を博した「クイーン・オブ・ザ・サウス」。日本ではNetflixやU-NEXTなどで見ることができる。 本作は、メ…
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『アポロの杯』 三島由紀夫
『アポロの杯』は、三島由紀夫が昭和26年12月から昭和27年5月まで、横浜港から出発してアメリカ(ハワイを含む)、プエルトリコ、ブラジル、スイス、フランス、イギリス、ギリシャ、イタリアを旅した時に発表…
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『SOLITUDE』 中森明菜
湯川れい子作詞、タケカワユキヒデ作曲による本作。“25階の非常口で風に吹かれて爪を切る”というのがどういう状況なのか正確にはわからないが、当時の大人たちである制作陣から見た中森明菜のイメージが投影され…
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『若者恐怖症―職場のあらたな病理』 舟津昌平 祥伝社
この本のタイトルでもありテーマでもある中年による「若者恐怖症」。 これは今の日本の新しい病理をキャッチーに言い当てていると思う。 もう25年以上、若者研究を行ってきた私も、全国の様々な企業へ講演やマー…
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『数学は世界を解明できるか カオスと予定調和』 丹羽敏雄 中公新書、中央公論新社
本書は、ダイナミカル・システムとカオスに関する優れた入門書である。各章にはまとめがあり、理解度を確認しながら読み進めることが出来る。科学は、対象をシステムとして捉え、その数理モデルを構築することで研究…
