2025県アマ名人戦決勝 ほまみー四段vsあべしん【観戦記のあとがき】

棋戦 :2025年3月15日~16日
    第65回 山形県アマ名人戦 
    ほまみー四段(鶴岡)vsあべしん五段(山形)
    山形新聞掲載日:2025. 7/8 ~ 7/11 (全4譜)
・1譜   7/8(火) おじさんの戦い方
・2譜   7/9(水) オカルトで行こう
・3譜   7/10(木) 負けにした
・4譜  7/11(金)   本間さん復冠
        
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□1譜 おじさんの戦い方

“あり余る時間が私のアドバンテージ。 若手達に人生のイベントが差し掛かる瞬間を逃さない。今大会は県名人戦2連覇中のO野さんが就職活動で無念の辞退。若手エースの清NさんとM浦H人さんは受験のため出場しなかった。昨年3位のA井さんは研修会から奨励会に編入したので出場できず。戦機到来であるが鍛錬を怠りダラダラ生きているおかげで老若男女誰と戦っても負ける可能性がある。決勝進出は出来すぎだ。”


→私は上記メンバーに人生のイベントが差し掛かる瞬間を逃さなかった。若手達は今しかないが暇なおじさんは何十年というスパンでみている。ただし時間を持て余している代償として怠惰に過ごしており実力は頭打ちっていうオチでバランスはとれている(笑

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“ほまみーさんは大学時代に全国16強を2回、あの頃は圧倒的に強かった。とはいえ彼も人間。就職してからは調子を落としている(逆に上がっていたら心配だけど)。”


→自分のほまみー君のイメージはぐちゃぐちゃです。彼が坊やだった(弱かった)小中時代を今でも覚えている。大学になってからは並の四段を越えていった。弱かった時代の彼と強かった彼が頭の中でぐちゃぐちゃ。こんなもんで勝てるでしょと指した手は弱かった彼を想定した手で現実今目の前にいるのは強いほまみー君だったという感じで負けちゃうことが最近結構ある。なんで最初から強いほまみー君への手を指さないのか自分でも分からない、オカルト。


 将棋は盤面を挟み、奥深くまで考えると、思考のバグで時空が歪んだりする瞬間があると思う。ほまみーだけではなくて、昔からよく知っている子と指すとそういうことがよく起こるんです、オカルト!!

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“私も変わった。若い頃は優勝したい!と燃え上がっていたが今はない。相応の努力をしていないので勝とうと思うのはおこがましい。あるのは、教えている子達の前でみっともない負け方はしたくないな~という感情、すなわち“呪い”。どうしたらよいの(笑)?”


→ 決勝に来て思ったのは、ほまみー君に対して私は勝つための理由が薄すぎるということ…。
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□2譜 オカルトで行こう

“ところが布団に入っても頭が冴えて寝付けない。朝5時、露天風呂で仮眠をとる妖怪と化した。”


→いつぞやの大会の時もそうでした、私はあのときY寺さんのいびきに削られました(笑)最近の若い子は意識が高いので自腹を払ってでも個室に宿泊したり、家に帰る人が多いですね。上を狙えるチャンスの回数が分かっているのだと思います。

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“ 2日目の会場に“饅頭の神様”が降臨、差し入れを頂いた。まぶたが落ちる前にほっぺが落ちた!TSM幹事長に感謝。”


→TSM幹事長は中条饅頭好きだと思う!

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“ 感想戦であべりー記録係が△1二香からの銀冠穴熊を指摘。見えてはいたがO野さんが「あべしんさんの穴熊は受け方がひどい」と言っていたのでやめた。”


→正確には「端の受け方がひどい」と言われた(>_<) ひどぉぉいいい!!

2024年の最強戦O野ーM浦戦。私が「O野くんは昭和の…穴熊対策がまだ無いころの振り飛車だね」と言ったのを根にもっているのだろうか。

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“ 私がこの作戦を選んだ理由もひどい。2月のレーティング選手権西東北大会でほまみーさんがS木君(小5)の右四間に二歩をして負けたから。“何か起きるのではないか”とオカルトに走ってしまった…。 ”


2025.2.23 ~不可解な二歩~レーティング西東北大会

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“ 将棋もどんどんおかしな方向へ進んでいく。ちなみに記録係のK沼さんは怖い話が好きらしい。私は饅頭が怖いです♪ ”

→饅頭怖いと言っているのでTSM幹事長から、毎年お饅頭をいただいてます!
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□3譜 負けにした

“ 本大会2日目と同じ日にエントリー制の全国高等学校将棋女子選抜大会が開催された。K上さんは1週間悩んで今日の記録係を選んだ。後日悔いてないか聞いてみると大会の存在自体を忘れていたようだった(おいおい)。M本さんは就職に伴い今大会で記録係を休止。引越しが近いなかで最後に手伝ってくれて感謝。”


→ M本Sさんはこの1週間後に引っ越しと聞いていたのでダメかなと思ったがなんとかOKだった。助かりました。


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“▲8三飛成はそつのない手で歩切れにさせてから▲8一竜で後手ギブアップ。

将棋ギブアップ?のT田さん(天童支部)、チェスの東北代表に。”

→あの伝説の回り道ブログのT田さん、チェスへ転向(笑)
 しかもネタではなくてガチなのがさすがです。
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□4譜 本間さん復冠

“最終図は攻防共に見込みなし。四間飛車の会心譜が完成したが私も四間飛車党なので納得である。本間さんが2度目の優勝。全国大会でも本間流四間飛車の神髄をみせてほしい。”

→四間と相振りで勝てる人はガチで強いと思う。地力が半端ない。頑張ってほしいです。

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 準決勝のM本さん(大学日本一)戦は正直驚いた。2024年夏からK上さんの棋譜を添削している。そこで教えた事を再現したら勝ってしまいこれは一体?である。

もうね、自分のために将棋をやろうなんて思わない方が良い。誰かに教えた方が返ってくる幸せの度合いは大きい。将棋は年を取ると弱くなりやる気も無くなっていく。自分には何が残っているだろうと立ち止まった時ハッと気づく。私は良い弟子達に恵まれたと。準決勝まで記録をとってくれた君にも感謝である。

砂時計を逆さ向きに置くように、彼らに教えた時間は確実に自分へ還ってきている。
⇒20代とか強い時期は自分のやる気もあるので自分のために時間を使ったほうがよい。問題は40近くなってやる気がなくなった時なんだよね。自分が強くなることや勝つことにモチベーションがないので、教えている子達が勝てるように応援することがモチベーションになっていたりする。その過程でなんとなく将棋にふれて自分も少し強くなっていたら幸せの度合いは大きいよねと。20代の頃にはなかった発想。

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あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→[email protected]

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