山白朝子さん「私の頭が正常であったなら」

こんにちは!

本日は、ちょっと怖い、ですが、ちょっと切ない、何とも言えない気持ちになるような短編集をご紹介いたします!

 

山白朝子「私の頭が正常であったなら

 

概要がこちらです。

私の哀しみはどこへゆけばいいのだろう――切なさの名手が紡ぐ喪失の物語。

突然幽霊が見えるようになり日常を失った夫婦。首を失いながらも生き続ける奇妙な鶏。記憶を失くすことで未来予知をするカップル。書きたいものを失くしてしまった小説家。娘に対する愛情を失った母親。家族との思い出を失うことを恐れる男。元夫によって目の前で愛娘を亡くした女。そして、事故で自らの命を失ってしまった少女。わたしたちの人生は、常に何かを失い、その哀しみをかかえたまま続いていく。暗闇のなかにそっと灯りがともるような、おそろしくもうつくしい八つの“喪失”の物語。

八つの短編が入っている小説です。

 

さてみなさん。

この山白朝子さん、実は乙一さんの別名義なのです。

わたしはいつも見ているほんタメ!であかりんがこの小説を紹介しており、

そこで初めてこのことを知り、気になって読んでみたのです!

 

わたしが書き出したキーワードはこちら!

「私の頭が正常であったなら」KEYWORD

 

感想としては、なんか書き出しはちょっと怖いけど、

最後まで読むととてもさみしく、切なく、どうしようもない気持ちになるなぁと感じました。

私は特に「布団の中の宇宙」が好きでした。

書き出しから変なこと、恐ろしいことに巻き込まれる主人公たち。

周りから見たら怖いな、かわいそうだな、切ないな。と思うかもしれません。

ですが、その運命を受け入れたとき、本人たちはきっと幸せに生きていけるのだろうな。

そんな気持ちにもなりました。

 

本当に読後、切ない気持ちになりました。

 

ちょっぴり怖い、けどほかの人たちの日常をのぞいてみたいと感じたら、

ぜひお手に取ってみてください。

 

早坂吝さん「○○○○○○○○殺人事件」

こんにちは!

今回は図書館にやっと行く時間が取れたので、

連続で本を読みました!

 

今回はずっと気になっていたこちらの作品!

早坂吝「○○○○○○○○殺人事件」

 

あらすじはこちら!

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。さらには意図不明の密室が連続し……。果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは? 「タイトル当て」でミステリランキングを席巻したネタバレ厳禁の第50回メフィスト賞受賞作

 

この作品はメフィスト賞を受賞した作品でしたので、ずっと気になっていた作品でした。

キーワードはこちら!

「○○○○○○○○殺人事件」KEYWORD

 

この小説は、一番最初に読者への挑戦状を突き付けられます。

それは、この本のタイトルを当ててくれというもの。

中にはことわざ(誰でも知っている)が入り、八文字。

あとは読み進めながら充ててくださいというものでした。

 

この小説の章の名前もすべてことわざになっていました。

ずっと考えながら読み進めていましたが、中盤まではわからず。

終盤で真相が明らかになった時にぱっと思いついたことわざがありました。

なるほどそういう事か!と思って最後まで読み、答え合わせをしたら見事正解していました!

 

この作品は途中で少し違和感を感じることが多いです。

そんなに気にならないけど、ちょっとなんか頭の中で引っ掛かりが生じます。

それが最後の方でとある事実を突きつけられるときに一気につながりました。

 

この小説のタイトル、皆さんは何だと思いますか?

ぜひ確かめるためにも、この小説手に取ってみてください!

ヨシモトミネさん 「この会社は実在しません」

みなさまお久しぶりです!

8月は色々とバタバタしており、なかなか本を読む時間が取れませんでした・・・

なのでお久しぶりの更新になってしまいました。

 

久しぶりに読んだ本はこちら!

ヨシモトミネ 「この会社は実在しません」

 

あらすじはこちらです。

ある日、私は会社の書庫で「開封厳禁」と書かれた段ボール箱を発見しました。 その中にあったのは、会社に関する数々の資料。 これからまとめていく文章は、それらの資料を文字起こししたものです。 なお、重大な機密情報などは含みません。ただ——とても、異様なだけで。 どうか、弊社と私に対するご詮索はおやめください。

 

実は、私はこの話を書籍化される前に、「カクヨム」というサイトでホラーの書き物を読むのにはまっていた時期があり、その時に読んだことがありました。

カクヨムのサイトで有名なもので言うと、最近映画化もされた「近畿地方のある場所について」や右園死児報告」などです。

その中にあった一作が今回紹介する本です。

 

わたしが書き出したキーワードはこちら!

 

とにかくずっと不穏で怖いです。

会社勤めをされている方、張り紙をよく見たことはありますか?

資料室にある段ボールに、「開封厳禁」と書いてあるものはありませんか?

自分たちは普通だと思っていても、外から見るととても異様なものに見えるかもしれません。

そんなお話でした。

張り紙の不穏さ、面接でのとある出来事の恐ろしさなど、文章で書かれると本当にずっと想像を掻き立てられてしまいます。

本当に怖かった!

ですが、途中に少しだけキュンとする部分もありました。

宮下という登場人物が私は大好きです。

少しだけ気持ちがぽわっとなり、キュンキュンしながら読み進めていたら絶望が待っていました。

 

カクヨムでも読めますし、書籍も販売されていますので、

もしご興味がありましたら手に取ってみてください!

ついでに「近畿地方のある場所について」もとっても恐ろしくて面白いので、

あわせて読んでみて頂けると幸いです!

 

道尾秀介さん「いけないⅡ」

こんにちは!

最近読み溜めた本のアウトプットをそろそろしようと思いまして、

最近は毎日更新をしていけてます!

8月は少し忙しくなるのでまた更新があいてしまうかもしれませんが、

ほそぼそと読んだ作品で紹介していきたいものをアップしていきますので、

ぜひお時間のある時にお読みいただけたら嬉しいです。

 

今回紹介させて頂く本はこちら!

 

「いけないⅡ」 道尾秀介

 

概要はこちら!

大きな話題を読んだ”体験型ミステリー”第2弾。
第一章「明神の滝に祈ってはいけない」
桃花はひとり明神の滝に向かっていた。一年前に忽然と姿を消した姉・緋里花のSNS裏アカウントを、昨晩見つけたためだ。失踪する直前の投稿を見た桃花には、あの日、大切にしていた「てりべあ先生」を連れて姉が明神の滝に願い事をしに行ったとしか思えない。手がかりを求めて向かった観瀑台で桃花が出合ったのは、滝の伝説を知る人物だった。

第二章「首なし男を助けてはいけない」
夏祭りの日、少年は二人の仲間を連れて大好きな伯父さんを訪ねる。今夜、親たちに内緒で行う肝試し、その言い出しっぺであるタニユウに「どっきり」を仕掛けるため、伯父さんに協力してもらうのだ。伯父さんは三十年近くも自室にひきこもって、奇妙な「首吊り人形」を作っている。その人形を借りて、タニユウの作り話に出てきたバケモノを出現させようというのだ。

第三章「その映像を調べてはいけない」
「昨夜……息子を殺しまして」。年老いた容疑者の自白によれば、息子の暴力に耐えかねて相手を刺し殺し、遺体を橋の上から川に流したという。だが、その遺体がどこにも見つからない。必死で捜索をつづける隈島刑事は、やがてある「決定的な映像」へとたどり着く。彼は先輩刑事とともに映像を分析しはじめ――しかし、それが刑事たちの運命を大きく変えていく。

そして、書き下ろしの終章「祈りの声を繋いではいけない」
――すべての謎がつながっていく。前作を凌ぐ、驚愕のラストが待つ!
各話の最終ページにしかけられたトリックも、いよいよ鮮やかです。

先日道尾さんの作品で「きこえる」を紹介させて頂きました。

今回の作品は、物語を読んだ後に一枚の写真を見ると、がらっとその物語の印象が変わる、そんな体験型ミステリーでした。

4章で構成されており、それぞれ少しづつ繋がっている、そんな作品でした。

物語を読んでいるときも何となく推理はできますが、

一枚の写真を最後に見て真実に気づき、とてもぞわっとする、面白い作品でした。

 

私が書きだしたキーワードはこちら!

いけないⅡ KEYWORD

 

本当に、一気読みしてしまいました。

写真を見るのが楽しみで、だけどページをめくるのが怖いなと感じる、そんな作品です。

わたしは一番最初の話、「明神の滝に祈ってはいけない」がとても好きでした。

この作品だけ最初と最後に写真が添付してありました。

読み終わった後に最後に添付されている写真を見て、一番最初の写真に戻った時

うーわ。なるほど。絶対に最初に見ただけでは気づけないけど、確かにそうだ。

と思わされました。

そしてさすがの道尾さんですから、一番最後の「祈りの声をつないではいけない」で別々の話がすべてつながりました。

さすがです、道尾秀介さん。

 

 

道尾さんは本当にいろんなことに挑戦している作家さんです。

もっともっとたくさんの道尾さんの作品に触れていきたいと思いました。

 

 

謎解きが好きな方必見!

是非お手に取ってみてください!

金子玲介さん「死んだ石井の大群」

こんにちは!

最近、ついにイカゲームが完結しましたね!

とてもいい作品でした。

第2シーズンから第3シーズンまではずっと焦らされてうわああああって感じでした。(笑)

 

そんなイカゲームを見終わった私ですが、

今回はこちらの作品を読みました!

 

「死んだ石井の大群」金子玲介

 

あらすじはこちら!

白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。

14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。
探偵の伏見と蜂須賀の元に、石井有一という人物を探してほしいという依頼がきた。劇団の主宰が舞台での怪演を目の当たりにし、その才能にほれ込んだ矢先の失踪だった。
唯と有一の身に何が起きたのか、そして二人の生死の行方はーー。

デスゲームの作品です。(笑)

デスゲームって、映像作品で見ることが多かったです。

小説で読むのは初めてでした。

 

私が書きだしたキーワードはこちら!

死んだ石井の大群 KEYWORD

 

感想としては、

序盤は本当に気持ちいいくらいに一気にたくさんの石井がゲームに負けていきます。

333人の石井。

どうやって集められたのか。主催者は誰なのか。なぜ「石井」という苗字の人だけが集められたのか。このデスゲームの目的は何なのか。

最後にこの謎がすべて回収されたとき、すごく爽快感が生まれました。

うわー!そうきたか!!!なるほど!!!!!!!

という言葉が声に出ました。(笑)

最近ホラー小説や後味の悪い小説を読んでいたので、

この作品を読み終わったとき、すごく気持ちよくなりました。

やっぱり伏線をすべて回収してくれる作品はいい作品ですね!

 

デスゲームの作品が好きな方は絶対に好きです!

是非、読んでみてください!

 

芦沢央さん「火のないところに煙は」

こんにちは!

最近本当に毎日暑いですね・・・。

スーパーに行くだけで汗だくになります・・・。

 

暑すぎてやっぱりホラー小説を読みたいと思うわけです。

なので今回はずっと読みたかったこちらの本を読みました!

 

「火のないところに煙は」芦沢央

 

あらすじはこちらです。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

こちらは短編小説になっています。

怪談の執筆をどんどん進めていくと、どんどんこの世界に引きずり込まれていきます。

 

私が書きだしたキーワードはこちらです!

「火のない所に煙は」KEYWORD



 

本当に、全部怖かったです。

想像してしまうと恐ろしい。

文章は想像力を掻き立てられます。

本当に恐ろしかったです。

「染み」というお話が私的には本当に怖かったです。

読み進めていくうちにどんどん神楽坂に繋がっていく、そして、とある占い師へとつながっていく。

 

わたしは結構怪談を聞くのが好きで、特に怪談師の夜馬裕さんのお話を聞くのが大好きなのですが、

怪談師さんがよく、いろんな方から怪談を集めていると、不思議とまったく別の方から話を聞いたのに同じ場所で起きている怪談が集まるとか、まったく別の怪談だと思っていたらなぜかとある部分がつながっていてびっくりすることがある、とおっしゃっていることが多々あります。

それを、芦沢さんのこの作品は体現しているなと感じました。

なぜか全く違う怪談なのに、とある部分がつながっている。

自分が引き寄せているのか、あるいは向こうから寄ってくるのか。

本当に不思議な体験だと思うのですが、実際にそういう事ってあるんだろうなと思わされる作品でした。

 

この夏ひんやりとした気分を味わいたい方、

ぜひお手に取ってみてください!

長江俊和さん「東京二十三区女」

こんにちは!

最近図書館に行くのにも暑くて夕方以降ではないと外出ができません・・・。

本当に毎日暑いですね。

そんなときにぴったりの、少々ぞくっとする小説を今回はご紹介いたします!

 

東京二十三区女」 長江俊和

 

あらすじはこちら!

あなたの街の秘密を、教えてあげる。

「お客さん、ご存じですか。なんでお台場に"お“をつけるか」
「自殺の名所には自殺が多発する理由があるんだ」
「渋谷の地名に"橋"が多いのはなぜでしょう」
夢の島に何が埋まっているというんです」
「事件現場に必ずいる女がいて……」

フリーライターの原田璃々子は、民俗学の講師だった先輩・島野仁と東京二十三区を巡り取材をしている。板橋区を訪れた二人は、自殺の名所、高島平団地に向かった。だがーー「私が探している場所は、ここではありません」。彼女は“何を"探しているのか。板橋の縁切神社、渋谷の暗渠、港区の外苑西通りを走るタクシー、江東区の埋め立て地「夢の島」、品川区の大森貝塚。誰もが知っている"あの場所"の誰も知らない過去を知るとき、璃々子は、「本当の秘密」を知ることになる。

話題騒然『出版禁止』の著者による、新たなる戦慄。
東京二十三区に仕掛けられた罠に、あなたは何頁目で気づけるか。

長江さんの作品は結構読んできましたが、今作は出版禁止などの作品よりは読みやすいものになっていました。

 

わたしの書き出したキーワードはこちら!

東京二十三区 長江俊和

 

東京二十三区のいろんな女、いろんな怪異がでてきてとても興味深く、

とても面白い作品でした。

島田仁が良い味を出していてとても魅力的なキャラクターでした。

この作品は続編もありますので、早く読みたい!!!

 

長江さんの作品が好きな方!

放送禁止ファンの方!

是非お手に取ってみてください!