A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Welcome to A2 laboratoire

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 Yブログから移転しました。

 

—製品納先/展示 試聴—

・浅草 A2 Laboratory (当研究所)

東京 浅草 2丁目12-6阿部商店 内

別店舗 物件探し準備中...(視聴にお越しの場合、アポ要)

 

秋葉原 真空管 卸 クラシック コンポーネンツ(サンプル展示/修理受付/販売/非常勤 技術担当)

外神田3-2-14 今井ビル 5F

外神田6丁目3-5 三勇ビル 6F (移転しました)

(当方、毎週土曜日出社しています)

・クラシックコンポーネンツよりお知らせ・

2024年10月末をもちまして店舗営業を終了します。

 

秋葉原 東京ラジオデパート内 2F

キョードー(サンプル展示/販売)完売しました。ありがとうございました。

瀬田無線(サンプル展示/販売)

 

・高萩 吉田理容所 (6SN7低歪コントロールアンプ/ 815 AB2 100W パワーアンプ 非売サンプル)

https://g.co/kgs/afNkEE

 

・北上野 Kaise Cycle (6L6GParallelPP 4機 DJフロア向けに設計)

HP:https://kaisecycle.business.site

(アナログデバイスでの再生、フロア貸し、ダンスフロア)

 

 

 

 

---paragraph---

A2 Laboratoryにカンパするよ!という方は、下記迄連絡下さい(笑)

A2 Laboratory

 

・販売/修理

https://a2laboratory.cart.fc2.com

 

 

 

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19年に作って、少し色が燻って来たかも。所々にヒビ割れと(^^;;

私と同じく年々歳とりますなぁ(笑)

日が当たるせいかな。

 

 

---paragraph---

 

オーディオアンプ、ギターアンプ、電気蓄音器等の修理を希望される方へ。

 

部品価格が上がって、“基本価格が幾ら幾らです”と言えない状態になっていて、それを時間を割いて調べて大凡を出して、見送ります…というパターンが多いので、お客さんの予算を先に提示下さい。

安上がりであれば、最低限の部品で修理を、余裕があれば、並の部品を使う等、揉む事にしましょう。

まずは予算を教えて下さい。

 

・問い合わせ・

https://a2laboratory.cart.fc2.com/inquiry

2026/01/10

今日は今年初の秋葉原

挨拶回りをする前に、花房稲荷に寄って初詣。

実は行きに、矢先神社も通るのだけれども、とても人が多くて驚いた。

並んでまで…(^ω^;;)

というよりも、並んで、更に他人に見られながらお詣りをするのは、何か気が向かない。

花房稲荷ならば、誰にも見られる事もないだろうっていう魂胆(笑)

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然し乍ら私が行ったら、後から1人やって来て、写真を撮り始めたので、先に写真とお詣りをさせてしまって、静かになるのを待って。

警備員風のおやっさんが路地からウロウロされるのも嫌だったが、まぁ良いか…と思ってポケットへ手を突っ込んで気付いた。小銭の持ち合わせが全く無かったのである。

それで、ここまで来て引き下がるのも縁が悪そうに思って、ええーい!今日は特別だ!札を突っ込んだが、小さい賽銭箱へ入らないのである(°_°)

隙間から手を突っ込んで押し込み、ポトっと落ちた事を確認して、何か原罪を成し遂げた様な気になる。(それはskyのやり過ぎによる(笑)

手放すのは辛いものだが、今以上の良い巡り合わせがあると期待したい。

 

その後、おたなさんに挨拶回りをして、恒例の松月庵で一休さん

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話の流れで、ママが矢先神社は混んでいるのかと訊くから、何故知っているのか。そう思ったら、馬の絵が天井にあったりして、午年には人が観に来る稲荷さんだそうで、テレビジョンでやったそうだ。なるほどね。

矢先祭りは行った事は何度もあるのに、堂には入った事が無かったかも?

小さかったから記憶に無かっただけかも知れないが。

 

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帰って、コツコツやっているB&Oのセットと向き合って。これはその章で全てを綴っているので、上がり次第公開にする事にする。凄く長文になっているが、1回で完結するので、次号を待つ事もなくて良いのかなと思ったり。

それにても、セットの原型其の儘にBluetoothユニットをプラグアンドプレイで追加する方式は初である。こういうセットの設計は良いなと思った。今度からプラグアンドプレイに対応出来る方式をアンプ製作でも採用しようかね。うんうん。

 

明日は引っ越しの手伝いを頼まれているから、早く寝ないと具合悪い。

 

Danish KTAS 原型を知る

先日はAT&Tが綺麗に改修した物だったが、やはり気になるのは、元の部品がどんな物で、どの様な構造なのか。

それが知りたくなって、eBayで買った。

品物よりも送料の方が高価という具合であるが、知りたい欲求の方が勝っていて、価格はどうでも良かったというのが本音。

とにかく、綺麗に化粧直ししてあったり、動作品という文言の物はパスして、派手に損壊はしていないが、動作はしない。という物限定で、半世紀は誰も触っていなさそうな物を選んだ。

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出品の写真は正直、写りが良い(笑)

 

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現物は思ったよりも時間経過を感じさせる。

いやいや、それで良いのであるが、この子は“写真写りだけは良い”という事であろうか(笑)

それよりも、中が見てみたい。その後で手入れして実用的かやってみよう。
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トランシーバーを見たら、FEDERAL TEL&TEL. CO. BUFFALO. NY. USA. とあるので、ハンドセットはDanish、KTASの物では無かった。

フェデラルは1920年代に内線電話を作っていた様である。

同じ様なデザインなので、具合が悪くてて交換したのだと思う。

それでも、より更に古そうなので、これも実用に耐えるのか不明。

専ら、売主はニュージャージーだったので、そこでアンティークショップをやっているのかも知れない。

珍しく手書きの伝票が入っていた。

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これもまた古風な感じで良い。
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ダイヤルはデンマークの元の儘。

AEの構造其の儘と言った具合。
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どうやって動くのか見てみたかったカウンターも付いている。

9000カウント以上している物が多い様に思うが、これは98回。あまり使っていない事は無いと思う。

1930年代だからもう90年も経っていて、何人の手に渡ったか分からない。98回というカウントはあまりにも少な過ぎる気がする。

9999回を越えて0へ戻った可能性も考えられる。

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開腹。

リセットボタンはない。通電すると進むだけだ。それは動かさなくても分かる。
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不思議な割入りの付いた筒が寝ている。

これは何だろう?

コンデンサか?

 

ps:500の刻印があって、導通を調べたら抵抗器だった。実測502Ωとかなり高品質。

これはWEの38Resistorと同様な物だと思う。巻線。

WEの38抵抗は膨大化している物が多いが。
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カウンターには、ケース開封防止に棒が入っていて、末端を刻印押して潰されていたが、見てみたいので潰しを元へ戻して開けた。

ソレノイドの所謂普通のカウンターだ。

リセット機能はない。
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本体裏面を開けて驚いた。

ループコアの旧式なトランスが入っていた。

これは初期のWEもやっていた方式で、おそらくこれも針金鉄芯だと思う。

何セクション巻きかは定かではないが、四分割かしているかも知れない。

所謂トロイダルコアと同じであるが、これはとにかく古い形式。

横の大きい黒い箱はコンデンサだ。

何μFあるか分からないが、そんなに大きくは無いだろう。後で調べる。

黄土色のフィルムコンデンサは新しい。これは継ぎ足したのかも知れないが、古いコンデンサの方へも線が入っているので、交換ではない様子である。
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ダイヤルを見てみる。

全体的に内部の状態はとても良い状態に保たれている。

AEの構造とやはり同じであるが、古いAEのダイヤルは、指を離した瞬間にバックラッシュがあって、バタバタとするので、バタダイヤルと言っているが、これはバックラッシュ無しである。

WE同様である。

昔の持ち主が給油をしたのか分からないが、緑色になっている。
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これは原型なのか分からないが、ダイヤルは交換したのかも知れない。

ベルもハンドセットもニッケルメッキの様なので、原型のダイヤルもニッケルだったかも知れない。

白いペイントが歯車にも塗れてしまっていて、これは具合が悪そうだ。

速度的には出ているが、巻き上げが重いので分解掃除する。

逆転で空転するはずが、起きないので、常にガバナが連結している。
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IPAに漬けておく。
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時間が経ってからブラシで洗った。

ペイントは落ちた。これで良い。

他の部分も洗う。
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燻んだ金の色の儘でも良かったが、磨いたら綺麗になったので、バフを当てたが、今度は桃色になってしまった。

どうやら銅板の様?

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こちらは金色で白いが
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一部は銅色に。

全体的に銅色になったが、金メッキの層は薄かったのか、それとももう既にかなり磨いている事もあって薄くなっていたのか分からないが、元へ戻そうと思えば、金メッキをすれば良いだけの話なので、今はピンクゴールドな具合で良しとしよう。

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指止めも磨いたが、内側の指止め部分が折れている事に気付く。

その断面が金色なので、これの素地は真鍮だと思う。
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金色の後に桃色にはなるが、それを越えると真鍮の白い色になると思う。

銅メッキをして金メッキを施したのかな?perhaps。
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接点はそんなに悪化していなかったので、使おうと思えば使えそうだ。

ただコンデンサが漏れているとなると、誤作動を起こして送信出来ないので、その辺り調べる事にする。

 

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ループトランスの帯に、AUTOMATICの文字が見えたので、AEが供給したトランスの様だ。

デンマークではトランスは作ってないのか?

Jorgen Schou(JS)がデンマークだが、古い物を探しても1950年代よりも前には遡れない。

ちなみに、ドーナツ型のこのタイプは、ハンガリー、Ganzが古い様だ。

もしかすると、1920年代、或いは1930年代はデンマークでは電話向けトランスは作っていなかったのかも知れない。

多くを知らないので、分からない。
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回路を調べたら、この大きい黒いコンデンサマスタードはパラレルに入っていたので、黒いコンデンサは容量が無くなっているのかも知れない。

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絶縁を確認したら問題ない。

何時もの絶縁計は500V出るので、流石にこの古さのコンデンサに500Vを印加すると壊す可能性が高いので120Vにしたが、着信でベルが鳴っても100V程度なので、それに耐えられたら良しとした。

容量を測ったら、こんなに大きいのに、0.38μFしかない。

2.30とスタンプが押してあるので、2.3μFだったのかも知れないが、幾らかのセクションが切れた可能性も考えられる。

恐らくWEの様に、0.5μF程を何個か並べて容量を大きくしていると思う。

解体してみないと分からないが、解体すると壊す可能性が高いので、やめておく。

それで、マスタードは0.45μFだったので、1μF程度になる様に調整した様である。

このマスタード色のコンデンサは、電話屋が供給した特殊表記の物なので、素人が交換した物ではない。


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前オーナーは手動交換機を上手く使っていたのか、それともパッチ盤を使っていたのか分からないが、マニアかも知れない。

ちなみに110番ではなかった。
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ホーンはエボナイトなので、これは磨いてやる。
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綺麗なものだ。
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同じくエボナイト

黒く戻る。

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これでミテクレは良くなった。
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カーボンマイクを試験する。
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自らの声をループで聞くので、音量がどれ程あるか、上回らないと判別が難しいが、増幅は無いので、増幅度は1か、電線の損失で1以下である。
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ガサガサとはしていないが、音が小さいのは分かる。
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内部には防湿の多分セルロイドが入っているが、これは共鳴板にもなっている事が分かった。f:id:A2laboratory:20251224232109j:image

試しにアルミ。

これはもっと厚みがないと上手く行かなかった。
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次いで燐青銅。

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これは今一番良いので、これを切って使う事にした。
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戻す。
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通話試験をすると、WE等と比べて音が小さい様だ。

まだ改良の余地がある。

暇を見て他の振動板でも実験してみる。

 

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こちらも緑青が出ているので、磨いておく。
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サビが出ている部分は、メッキ下が出ているので、再メッキが必要であるが、味としておく。
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L2の回線が外側に来ているので、下手に色々と触ると感電するかも知れない(^ω^;;)

昔の電話器はそんなものだ。

デルビルを使っていた頃は、蝶番とトランシーバーを触ると感電した。どちらも端子なのである。

 

ベルが大きいので、なかなか低い良い音がする。

仏壇の鈴と一緒かも知れないが(^ω^;;)

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使用回数計も活かした。

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ダイアルのアルファベット、順に追うと、C,J,Q,W,Zがない。

これはどういう意味なのか?

発音が送話するのに難しい発音をするのかも分からない。それで抜いている可能性も考えられる。

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アメリカの仕様ではA〜Z迄あって、抜けたスペルはない。


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とりあえず、これにて上りにする。

 

なかなか良い質感だ。

715B / 715C

去年末に書いた分を清書した。

 

---paragraph---

 

去年から何本か安売りした715B、C。

もう本数が無くなってきた事もあるし、実験していなかった球なので、実験しておく事にした。

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持って帰って、暫く店に居たら降りて来て出迎えしてくれた。
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715A、B、Cとあり、改良が重ねられた球である。

Aは無かったので、BとCであるが、ppとしてもどちらも大きく変更は無いだろうから使えるはずだ。

Cでは、プレートキャップに放熱器が付いて、放熱対策を施した様である。

ゲッターも飛ばしていないので、プレートは暫し焼いて赤熱させないとガス吸着が上手く無い。

Bは14mmの標準キャップで、ゲッターが飛ばしてあるので、そこまで熱くして使う用途向けとは思い難い。

Cは無理を効かす様に対策した様な具合に思う。
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ヒーターが定格26V 2.1Aなので、54.6Wも食う。

これが2本なので、こんな大きいトランスを用意するのが手間であるが、200VAの絶縁トランスがあったから、これをスライダで電圧を落として使う事にする。
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スライダー自体も可変トランスなので、励磁に食うので、それも合わせて190W程々出た。

 

暫く通電していたら、カチカチ、クシュクシュと変な音がトランスから鳴り始めて、コイルを触ったらかなり焼けていたので、焼損させてしまったかと思ったが大丈夫そうだ。

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200Wであるが、片側100Wなのであり、100V100Wは1Aなので、電圧を下げて使ったからと言って、2Aちょっと超えて使うのは、やってはならんのです。

それを片側からしか取らなかったので無理をさせたが、2タップで取ればまだマシかと思ったが、やはり焼ける。

短期間に実験する事にする。
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Bは470Vで10mAなので、4.7W。

トランスの励磁電流が2W有ったとしても、全体7W程度であろう。

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別トランスのBも含めると210Wを示すが、まぁこんなものだろう。

 

しかしながら、もうすぐにヒータートランスのコアはかなり熱くなって、コイルも若干臭う様なので、かなり厳しい。

 

ps:今考え直したら、100Vタップを並列に入れて2Aとして、球をシリースに入れて52Vで点火すれば、そんなに焼けなかったかも知れない。

まぁまぁ、今度やってみる。


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VT-25Aも同じく金線で、715も太い金線が使われているので、壊れた場合には割り壊して金を取っておいた方が良い(笑)今は金の相場が高騰しているし。

 

 

かなりうるさく良く鳴るが、グリッドは吸い始めていないので、AB2領域に入っても流れ出さない鈍感な球らしい。これは珍しい。

しかしながら、かなり歪んでいて、大荒れで、電源の供給も間に合っていないので、出力出来るパワーに対して、見合っていない電源である事は言うまでも無い。弱いのである。

もっと多く供給出来る馬力のある電源回路が求められている。

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こんな程度では赤熱もしないし、全く余裕の動作と言ったところだ。

元々、パルス制御、即ちレーダーの制御用の球なので、かなり大出力の高周波を照射する為の物のはずなので、低周波のこんな程度の動作では、本領を発揮する事はない。

低域がリプルでブルブルするのは8μFの平滑1段だけだからであろう。


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10Hのチョークを継ぎ足し、22μFでリプルを取ってみると幾分静かになるが、それでもまた低域がドボッと入ってくると、揺れている事がわかる。

電源供給自体が追い付かないか、レギュレーションがあまり良くないのか。

オキサイド整流管なので、レギュレーションは良くないのは重々承知である。

水銀かガス管にすれば、シリコンダイオードに近付くが、余熱を必要とする大きさなので、暫し手間だ。

かと言ってシリコンにするのは始動が速くてオイルコンが壊れた時を考えると危なっかしいのでやめておく。

とは言っても球でも2秒で立ち上がるのであるが。
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そして大掛かりになってきたので、これ以上増やすのは机の許容を既に超えている感はあるのでやめておく。

データはとっておく。

 

---paragraph---

 

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出力は案の定のB級らしい特性だ。

このドライブの悪い所と言えそうだ。

改良の余地がある。
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最大出力は今の所20Wで、これらは電源にも依存しているかも知れないが、最も大きい理由はOPTが20W定格であるという事にも依存していそうに思う。

思っている以上にIgは流れず、大きなドライブは不要の様である。

その辺りはAB2でありながら、ドライブ電流を大きく必要としないのは、やはり珍しい球の様に思う。

もっと小さい容量のカップリングで、抵抗値を下げてやれば良さそうであるが、大信号を入れた後のIppを見ると、瞬間的に下がってから、上がり始めて、オーバーシュートをしてから、次第に下がり始める動きを見せているので、Rgはかなり小さい必要があると思われる雰囲気である。

言い換えると、熱暴走を起こす可能性が考えられる挙動の様に見受けられる。

 

大出力が期待できる有望な球である事は分かった。

店の4号

17年近く経つのか、店で使っている4号と、先日綺麗にしたのを入れ替えた。

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ご覧の通り、とても汚い(笑)

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路面店は車の排気ガスやらの埃っぽさは凄まじい。

カウンターの上を拭き掃除をすると、ウエスが真っ黒になるのである。

それも恐ろしいのが、“毎日”であると言う事。

まだ大通りからは少し入って離れているので、これはまだ良い方なのかも知れない。

大通りの店はシャッターも物凄い黒くなっているし、毎日手入れしないとすぐ分かる。

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そしてもう1つの色。

赤、青、緑。

画家が触ると色がつく(^ω^;;)

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分解掃除していると中から面白いホコリの玉が出てきた。

バネでクルクル丸められて玉になったらしい。

そういう事もあるのか。
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ベルを見たら、以前は直に絶縁テープを巻いてSoft toneにしていた。
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別段其の儘でも良かったが、厚めのシースに交換した。

音は以前と変わりない。割と大きい。

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そしてやはりフックスイッチは2連だった。

この前の3連は珍しい。

あれはもしかすると、元は構内電話、PBXに付随していた物でなかろうか。

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ダイヤルは5Aなので、交換してあると思う。

元は4Eか4Fが付いていたと思われる。

600型になっても同様のバタバタしないWEタイプが採用されている。

交換してあるだろうと思う節としては、ネジがプラスの物を使っていて、統一されている。

対する本体はマイナスなので、これは古いだろう。そういう想像である。


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ガバナも殆どが裏面で組み付いて完結している。

以前と比べたらかなり合理的。
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回転盤は傷と汚れが酷かったので、黒い塗装は落ちるだろうなとは思っていた。

案の定、剥がれる所は簡単に剥がれたが、残る所は残って、結局のところ、全て剥がして再塗装しようと思ってやり過ぎな程に磨いたら、真鍮が綺麗だったので、試しに此の儘で行ってみる。f:id:A2laboratory:20260106190009j:image

見た目検査。

うむ…見慣れないからか、金色のダイヤルは暫しの違和感が大きい。

暫し此の儘で行ってみようか。

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少し磨いて分かった。

黄色い粉が出て、このニオイ。

これはエボナイトではなく、ベークライトのニオイだ。基板を割った時のニオイと同じ。

先日のは灰色の様な削り屑だったので、カーボンエボナイトだろう。ニオイは硫黄臭かった。
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どうやら住友はベークライトらしい。

調べたら、住友ベークライトというらしいから、やはりこれは総ベークライトなのだ。
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ちなみにこのロゴは住友のなのか分からないが入っている。

割とこのロゴがある機体は多い。

NECなのかと思ったが、NECは菱形にNECとある様である。

沖電気もOKIとあるから、これは一体何処のロゴなのか?

質問を投げかけても無反応だったので、難しいお題だったかも分からない。

私にも分からない。

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そんなで、エボナイトとは違う事が分かったので、ペーパーはやめてバフにして仕上げた。

 

店で使っていたので、何時もの音です。

少し甲高い印象。

古いのはもう少し低い印象。余韻は長め。

 

 

4号A2だと思ったら

4号自動電話機の中にも、20ppsの出るダイヤルが存在して。

世間一般には自動Aと共電Cの区別で、10pps、10パルスパーセコンド、即ち1秒間に10パルス出す物が普通で、600型になってからA1とA2があって、A2が20ppsのものである。

これは普通の倍速いので、キツネにつままれた様だ。と昔は言われていた様である。

それで、その珍しいA2タイプのダイヤルが付いた4号を発見したので買ったのである。

私もキツネにつままれてみたい(笑)

 

 

Junkの表記も特になかった気がするが、まぁこんなモンである(笑)

肝心なのは速度だけなので、見た目は同じである。

 

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…が、しかし。

正常な動作はしていないが、これが20ppsではない事を知ってしまった。


普通の10ppsダイヤルである。

 

(°_°)

と言うのも、このセンターレーベル、コピーだった。

と言う事は、キツネに摘まれたのではなく、“タヌキに化かされた”のである。

まったくもう、上手く騙されてしまった。

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それで、タヌキに化かされて毎度の同じ物を買ってしまったので、気が向かなかったが、状態はまずまず良いので、手入れする事にした。

今迄の機体のスイッチは2つだった様な気がするが、これは3つで、端の1つを曲げて無効化してあった。

調べるとベルの配線をオンフックで切る様にしてあったが、それをやめたらしい。

常にベルがL1、L2に挟まった状態にある。

4号の回路図ではベルは切る設計ではないので、繋がっていて問題はなくて、ベルハンマーにも遊び防止にバネが掛かっているので、問題はないが、ベルギー、ドイツ、ハンガリーデンマークの物はベルを切っていた様な気がする。

代わりに500ω程度の抵抗が挟まっているが、あれはEQなのか?

分からないが、曲げてあったスイッチを元に戻して、配線も元の状態へ戻してみた。

これでも何ら問題はなかった。
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ハンドセットは交換しているのか分からないが、カールケーブルではないので、古い物が着いている様である。

ダイヤルはAEタイプの古い物が付いている。

バタバタやるタイプ。

2号に使われていたのと同じ。

オーバーホールしてやれば、何ら問題ないし、かなり綺麗なので、これは良い状態。

Toshibaのカバーが付いていたので、東芝が作った物らしい。

然し乍ら、本体のカバーはOKIとあり、沖電氣のなので、落として割ったかして交換しているのだと思う。

もしくは汚かった。

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マツダと刻印があるので、この部分は原型のセットの様である。

ハンドセットだけが一番燻んでいて、ブツブツとしていて黄色く、艶もない。

エボナイトなので、完全に表面は悪くなっていて変色している状態。


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ケミカル的に色々やったが、黄色く黒い汚れが出るくるが、燻みや風合いは変わらず、ザラっとしていて、金属磨きのバフを当てたが歯が立たない。

それで、仕方ないのでサンドペーパーで表面を取ると、ある部分から白い表面が見るからに黒くなるので、この場所をバフで仕上げをやってみると黒く戻る事が分かったので、全体をペーパーをかけてやらないとならない事は分かった。
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写真は2枚であるが、実際には2日擦っていた。

ちょうど良い自分と向き合う時間になった。何とも言えない、硫黄の様なニオイだが(笑)

それもあるし、考え事をしていたので、それを温めるにも良い時間である。

とにかく、時折粉っぽい事をやりたくなるのである(笑)

 

1/1 等身大フィギュア ”大神ネネ”を作ってみる01 - A2 Laboratory. Work shop

粉と言えば、大神ネネの等身大フィギュア

これが一番私の部屋史上最も粉っぽかった時期。

床で作業していたし、その横で寝ていたので、相当ラドールを吸ったと思う(笑)

見返すとなかなか面白い。自分でやった事ではない様な感覚。不思議(笑)

 

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そんなこんなで、仕上げたら綺麗なモンです。

元に戻りました。

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マツダのハンドセットは初見だったり。
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結構ペーパーかけたけれども、大きく削れてはいないという。

ただ、これが万年筆ともなると話は変わるだろう。

元々薄いので、もっと薄くなる事になるので、割れ易くなるかも。

アルコールで拭かない方が良い+水に要注意。

 

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本体は黄色いプチプチが出始めてはいるが、ハンドセット程酷くはないので、バフでどうにかなりそう。
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大きいバフの面で仕上げてやれば綺麗なモンで。
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ダイヤルをOHする。

琺瑯は綺麗であるし、下手に触られた痕跡が無いので、原型を保っていそうである。
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4年前のネタで、同じく4号を手直ししていたが、その時はまだ試験機に手が届いていた様だ。(埋まっていた様であるが(笑)

赤い丸が回数で、0をダイヤルすると10回パルスが出るので、10回に到達した時点で10ppsを下の指針が示す様に調整するという代物。

ダイヤルした回数が合わない場合は、赤い指針が違う数字を示すので、エラーを起こしているので修理が必要だと分かる。

試験機はセットになっているので、送受話試験用ハンドセットと、抵抗計、シーメンスキー、速度計で構成されている。

抵抗計は漏れ試験が出来る。47V出ていたかは忘れたが、電源が特殊だ。

送受ベル試験もあって、1台で全て試験できる。

所謂、模擬交換所の様なモノ。

電話機修理所か製造工場の持ち物だったと思う。

状態が良いので、工場かも知れない。

昨今はもう一般的には不要な代物。しかも10ppsダイヤル機向けという。古い代物。

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組み立て上がり。

コンデンサは漏れは無かったし、レタデーションコイルも問題なし。

接点は磨いて抵抗値は小さくなっているので合格。

あとはPBXで正確にパルスが出ているか内線を呼んで確かめてみる。

 

 

合格。

 

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ベルは直接金属のハンマーが叩くので、音は大きいけれど、割と癇に障る(私は)ので、SoftToneにする為に樹脂を巻いている。

これで少しピークが和らぐ。曇るとも言えるかも知れない。

遠くに届く音ではなくなる傾向にあるが、えらく広い家でもないので、LOUDである必要はないので、これで良し。

 

 

 

トランジスタの中身

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先日交換した東通工のアンプから外した不良品。

これの中身がどうなっているのか気になったので割ってみた。
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缶は丈があるので、大きいのが入っているのかと思ったが、なんて事ない。

殆ど板だった。

この丈が必要なのか?疑問ではある。

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中央の四角い部分が半導体部で、そこから線が2本出ているが、綺麗に両方共に焼き切れた様だ。

不良品だった訳は、線が切れたから。という事なのだろう。

但し、切れた線を繋げば直るのかと言われると、そうも思えないが、この缶はヒートシンクの役割をも成しているのだと思う。

もしくは、線間容量を減らす為に空間マージンをとっている可能性も考えられる。

 

もっと石らしい石…大きい水晶みたいなのが入っていたら良いのにな(笑)なんて思っていただけに、呆気なかった(^ω^;;)

まぁまぁ、そういう事もある。

 

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それで言うと、これは10kcが発振する水晶振動子である。

大凡のミテクレは眞空管の様であるが、ガスが充填されていると思う。

真空引きになっているかは分からない。

10kcなので、振動させると、チーと音が聞こえる。

ケーブル手直し

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前に作った変換ケーブル、これの線が切れてしまったと帰ってきた。

その断面が非常に珍しいパターンで、被覆の内側で綺麗に銅線が切れていた。

被覆を残して銅線が出ている状態で、断面が綺麗に殆ど揃っている。

作ってから暫し時間が経過しているので、どの工具を使ったのか定かではないが、ストリッパーを使った可能性が高い。

それで、特殊な剥き方をしているので、途中断線させてしまったのであろう。

細い電線とは言え、これは全くもって良くなかった。不細工。気を付けよう。

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長さが合わなくなるので、新しい線に交換。

少し太い。そしてシリコンシースなので柔軟性もあって良い感じ。

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交換終わり。