中国の空飛ぶクルマ「小鵬匯天」、香港IPOか。量産1万台体制も、規制が焦点に

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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」傘下で電動垂直離着陸機(eVTOL、空飛ぶクルマ)の開発を手がける「小鵬匯天(ARIDGE)」が香港上場に向けた準備を進めており、早ければ2026年内にも新規株式公開(IPO)を完了する見込みだという。米ブルームバーグは報じた。

小鵬匯天の前身は2013年に広東省で設立された「匯天科技」で、20年に小鵬汽車が傘下に収めた。現在の主力製品は分離式eVTOL「陸地航母(Land Aircraft Carrier)」で、低空モビリティなどでの活用を想定している。

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小鵬匯天はこれまでに複数回の資金調達を実施してきた。2025年7月にはシリーズBの追加ラウンドで約1億ドル(約158億円)を調達、累計調達額はすでに7億5000万ドル(約1190億円)を超えている。空飛ぶクルマの開発・テスト・製造・耐空証明取得などには長期にわたる高額な投資を要することを考慮すると、このタイミングでの上場に踏み切る判断は、小鵬匯天が今後の研究開発と産業化のために持続的な資金供給を行うための重要な一歩だと見られる。

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広東省広州市にある小鵬匯天の工場では、2025年11月に初の量産機がラインオフした。同工場の生産能力は年間1万台で、現時点での累計受注額は100億元(約2300億円)に達するとされる。しかし、旅客輸送用航空機に必要な耐空証明(AC)は申請手続きをしており、本格的な商業運用が始まるには依然として規制面でのハードルが残っている。

中国国内市場での主な競合相手は「億航智能(EHang、イーハン)」だ。同社の旅客輸送無人航空機「EH216-S」は、中国民用航空局からeVTOLに必要な型式証明(TC)、生産証明(PC)、耐空証明(AC)を全て取得した世界初の旅客輸送用無人eVTOLで、中国各地で試験運用を開始している。

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*1ドル=約158円、1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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