五感のスケッチブック

こと・もの・心で感じたことを記事にしていくブログです

映画レビュー:『テルマエ・ロマエ

要約

テルマエ・ロマエ』は、古代ローマの浴場設計士ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化から多くを学んでいくコメディ映画です。主人公が課題に悩み、考え、人の助けを借りながら解決していく姿に、エンタメ性を超えた“仕事への誇り”や“学びの姿勢”というテーマが込められています。

古代と現代、日本とローマの文化のギャップを笑いとともに描きつつ、「ただ真似するのではなく、環境に応じて適応させることの大切さ」が伝わってきます。映像面でもローマの情景や日本の銭湯の描写がリアルで、視覚的にも楽しめる内容です。

エンタメとして誰でも楽しめる一方で、「考えること」「誇りを持つこと」といった普遍的なテーマに触れられる、秋冬にぴったりの温かくユニークな作品です。

 

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映画レビュー:『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

映画レビュー:”もしも徳川家康が総理大臣になったら”

要約

 本作は、歴史上の偉人たちがAIとして現代に蘇り、「最強の偉人内閣」を結成するというユニークな設定のエンターテインメント映画です。徳川家康を中心に、織田信長坂本龍馬らが現代の政治課題に立ち向かう姿を描きながら、政治・経済を「自分事」として捉えるきっかけを観客に提供します。

演技では、野村萬斎徳川家康役を重厚に演じ、各偉人の性格や理念を象徴するセリフや演出が印象的です。「泣かぬならホトトギス」のようなフレーズが各人物のキャラクターを巧みに表現しています。

ただの歴史ファンタジーではなく、現代社会への風刺や批判、そして「自分で考え行動する」ことの重要性を提示する内容であり、エンタメと社会派要素がバランスよく融合しています。

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長野県須坂市 ― 米子瀧山不動寺・奥の院を訪ねて御朱印をいただく

長野県須坂市の山深く、名瀑「米子大瀑布」のそばに位置するのが「米子瀧山不動寺(よなこりゅうざんふどうじ)」です。地元では「米子のお不動さん」と親しみを込めて呼ばれており、参拝者も見られる地元では有名な所です。厳しい自然の中に佇むこの寺は、古くから信仰を集める霊場であり、修験者が修行を行った場所としても知られています。自然と一体となった荘厳な雰囲気は、訪れる人々の心を深く打つものでした。

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長野県須坂市 ― 米子大瀑布と米子不動尊を訪ねて

長野県須坂市の山間にある「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」は、日本の滝百選にも数えられる名瀑です。その迫力ある景観に加え、信仰の対象として親しまれてきた「米子不動尊」が併設され、自然と信仰の両面から多くの人々を惹きつけてきました。今回訪れた体験をもとに、その魅力とアクセス方法、そして準備しておくと便利な持ち物についてご紹介します。

見所

米子大瀑布 ― 2本の滝が織りなす壮大な景観

米子大瀑布は、落差85メートルの「不動滝」と「権現滝」の2本から成り立っています。並んで流れ落ちる姿は圧巻で、轟音を響かせながら霧状の飛沫をあげる様は、まさに自然のエネルギーを体感できる場所です。特に新緑や紅葉の季節には、その美しさが一層際立ち、多くのハイカーや観光客で賑わいます。

滝の正面まで遊歩道が整備されており、近づくと全身に水しぶきを浴びるほどの迫力。マイナスイオンに包まれ、心も身体もリフレッシュされる感覚を味わいました。

不動滝

米子不動尊 ― 信仰と祈りの場

滝に隣接する「米子不動尊」は、不動明王を祀る由緒ある霊場です。古くから修験道の行場として栄え、滝を御神体として祈りが捧げられてきました。苔むした石段を上ると、静謐な空気に包まれた堂宇が姿を現します。

ここでは、滝行を行う修験者の姿を見ることもあるそうで、自然と人々の信仰が融合した独特の雰囲気を感じられます。滝の迫力とあわせて参拝することで、単なる観光以上の「祈りの場」としての深い魅力を実感できました。

                                                                  奥の院

アクセス

米子大瀑布・米子不動尊須坂市の山間部に位置しており、アクセスにはやや注意が必要です。

  • 車利用の場合
    上信越自動車道「須坂長野東I.C.」から約1時間。米子不動尊駐車場まで舗装された山道を走りますが、道幅が狭い区間もあるため注意が必要です。駐車場から滝までは徒歩で約30分。登山道は整備されていますが、急な箇所もあるため歩きやすい靴が必須です。

  • 公共交通機関利用の場合
    長野電鉄「須坂駅」からタクシーで約50分。路線バスはなく、公共交通のみで訪れるのは難しいため、車利用またはレンタカーがおすすめです。

持ち物のポイント

米子大瀑布と米子不動尊を訪れる際には、自然の中を歩くための装備を整えておくと快適に過ごせます。

持ち物 理由
トレッキングシューズ 遊歩道は整備されているが、滑りやすい箇所もあるため
レインウェア 滝のしぶきや突然の雨対策に
飲み物 自動販売機はないため必須
タオル 滝しぶきで濡れたときに便利
カメラ・スマホ 滝や不動尊の撮影用
軽食・行動食 滞在時間が長い場合に役立つ
熊への対策

特に紅葉シーズンは多くの観光客が訪れるため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。

訪れての感想

米子大瀑布は、自然の力強さを直に感じられる名瀑でした。2本の滝が並び立つ姿は迫力満点で、眺めているだけで心が洗われるような気持ちになりました。そして、そのそばにある米子不動尊は、長い歴史を持つ信仰の場として静かな力を放っていました。

滝と不動尊、両方を巡ることで「自然」と「祈り」が共存する独特の空気を体感できるのは、この場所ならではの魅力だと感じます。観光という枠を超えた体験が得られた旅となりました。

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